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明治安田生命の学資保険は良い保険か?現役FPが徹底比較

明治安田生命の学資保険「つみたて学資」

明治安田生命は「つみたて学資」という学資保険を販売しています。

つみたて学資は「かんたん保険シリーズ ライト!」の1種で、つみたて学資以外にも、「じぶんの積立」と「ひとくち終身」を販売しています。

かんたん保険シリーズ ライト!は、2019年4月時点で累計販売件数が79万件を超えており、とても人気のシリーズ。

人気の理由は、以下の3つが挙げられます。

  • 貯蓄性の保険
  • 保険料が手頃
  • 内容がシンプルでわかりやすい

つみたて学資も、以上のような特徴を備えているため、学資保険の中でも特に人気の保険です。

そこで今回は、つみたて学資の特徴や内容、メリットデメリットについて解説していきます。つみたて学資以外にもどのような学資保険があるのかについても解説しておりますので、ぜひご一読ください。

明治安田生命のつみたて学資の特徴

つみたて学資には以下の4つの特徴があります。

貯蓄型の学資保険

学資保険は、貯蓄型保障型に分けることができますが、つみたて学資は貯蓄型の学資保険に分類されます。支払った保険料よりも多くの保険金を受け取れ、付加されている保障が最低限だからです。

返戻率(支払った保険料に対して受け取った保険金の割合)は100%を超えるため、支払った保険料よりも多くの保険金を受け取ることができます。しかし、医療特約が準備されていないため、子供の入院や手術に備えることができません。

ただし、契約者である親に万一のことがあった場合、以後の保険料の払い込みが免除されるだけでなく、保険金は予定通り受け取ることができるため、最低限の保障はあります。

このため、学資保険に加入する理由が、純粋に子供の教育資金を確保することが目的である方におすすめできる学資保険です。

保険金の受取方

つみたて学資の保険金(教育資金)は、お子さまが大学に入学してから毎年、「合計4年間」受け取ることができます。

例えば、基準保険金額を50万円に設定していた場合、以下のように受け取ることができます。

    18歳:教育資金50万円 19歳:教育資金50万 20歳:教育資金 21歳:満期保険金50万円
    合計200万円

    毎年の授業料や教科書購入費、就活に関する費用など大学生活にかかる費用に充てることができますね。

    他の学資保険で選択できるお祝金は設定できません。このため、幼稚園や小中学校、高校への進学時には保険金を受け取ることができないため注意しましょう。

    保険料の払込方法、期間

    保険料の払込方法は、以下の3種類の方法があります。

    • 新年掛1年に1回保険料を払い込む方法
    • 新半年掛半年に1回保険料を払い込む方法
    • 月掛毎月保険料を払い込む方法

    多くの方が月掛を選択されています。また、「全期前納払い」という前払い制度を利用することで、保険会社に保険料を預ける形の一括払いができます。

    全期前納払いを選択すると、返戻率を上昇させることが可能です。

    保険料を支払う方法は、以下の3種類。

    • 口座振替扱い:指定の金融機関の口座から毎月自動的に保険料が振り替えられる
    • 送金扱い:払込取扱票で銀行・郵便局・コンビニから払いこむ方法
    • 店頭扱い:明治安田生命の支社または本社に保険料を持参し払込

    ほとんどの方が口座振替を選択されています。クレジットカード払いが選択できない点に注意しましょう。

    また、保険料の払込期間は、お子さまの年齢が10歳までの払込と15歳までの2種類。返戻率は、10歳払い込みを選択した時の方が高くなるという特徴があります。

    ただし、10歳払込はお子さまの年齢が0歳~2歳、15歳払込はお子さまの年齢が0~6歳までしか契約できないため注意しましょう。

    高額割引がある

    つみたて学資は、基準保険金額を75万円以上(保険金総受取額300万円以上)に設定すると、高額割引が適用されて保険料が安くなり、返戻率が上昇します。

    例えば、以下の条件で基準保険金額が75万円(受取総額300万円)のときと50万円のとき(受取総額200万円)を比較してみましょう。

    • 契約者(親):30歳・男性
    • 被保険者(子供):0
    • 保険料払込期間:10歳まで
    基準保険金額
    (総受取額)
    保険料払込
    (払込総額)
    返戻率
    75万円
    (300万円)
    23,640円
    (2,836,800円)
    105.7%
    50万円
    (200万円)
    15,910円 104,7%

    以上のように、高額割引が適用されると、返戻率が1%以上上昇しているのが分かります。当然ですが、毎月の保険料や払い込む保険料の総額は上昇するため注意しましょう。

    「Ⅰ型」と「Ⅱ型」がある

    つみたて学資は、現在Ⅰ型のみ販売されていますが、過去にはⅡ型も販売されていました。その違いは、保険料の払い込みが免除される条件です。

    • Ⅰ型:死亡または所定の障害状態
    • Ⅱ型:死亡または所定の障害状態+生まれて初めての所定の悪性新生物

    Ⅱ型の方が、保険料の払い込みが免除される条件が緩い代わりに、保険料が上昇し返戻率が低くなるという特徴があります。

    つみたて学資のメリット

    つみたて学資には以下の2つのメリットがあります。

    高い返戻率

    つみたて学資の最大の魅力は、高い返戻率です。他の保険会社の学資保険と比べても、返戻率がとても高い水準です。

    現在は低金利の影響で、全体的に学資保険の返戻率が低下している状況。商品によっては、返戻率が100%を大幅に下まわるものも存在します。

    つみたて学資は、どの条件で試算をしても、返戻率が100%を割る可能性はほぼなく、最大で105%以上の返戻率にもなります。

    ここで、各保険会社の返戻率のランキングを確認してみましょう。学資保険の返戻率を、保険金の受け取り開始まで支払う全期払と、お子さまの年齢が10歳になるまで保険料を払い込む10年払込で比較。

    それぞれの最大の返戻率で順位をつけています。

    順位 保険会社 商品 返戻率
    全期払 10年払込
    第1位 ソニー生命 学資保険「スクエア」 103.8% 107.2%
    第2位 日本生命 ニッセイ学資保険 101.7% 105.%
    第3位 フコク生命 みらいのつばさ 102.5% 105.5%
    第4位 明治安田生命 つみたて学資 102.7% 104.7%
    第5位 JA共済 学資応援隊 98.3% 101.3%

    ※試算条件=契約者(親)年齢:30(男性)、被保険者(子)年齢(男の子):0歳
     保険金総受取額:200万円(ニッセイ学資保険のみ210万円で計算)/保険料払方:(口座振替)
    ※つみたて学資の全期払いは、15歳払込で試算

    つみたて学資は、学資保険全体で比較しても上位5つに入るほど返戻率の高い保険ということが分かりますね。

    基準保険金額を75万円以上(総受取額300万円以上)にした場合、上記の条件で試算をすると返戻率が105.7%に上昇します。

    シンプルな内容

    つみたて学資の保障内容はとてもシンプルで、保険の知識に明るくない方でも選びやすい内容となっています。

    保険金(教育資金)の受け取り方は1通り、保険料の払込期間は2種類(10歳、15歳)で、医療特約や養育年金特約などもありません。

    どのプランにしても返戻率は100%を下回る可能性がほぼないため、安心して自分に合ったプランを選ぶことができます。

    学資保険にあまり詳しくない方が、プランを選ぼうとするとどれが自分に合っているのか分からなくなる場合も多いでしょう。

    つみたて学資であれば、選択肢が限られているため、返戻率なども比較しやすいため、選びやすいといえますね。

    つみたて学資のデメリット

    シンプルかつ返戻率の高い学資保険ですが、デメリットも存在します。検討する際は、デメリットもしっかり把握して選ぶことが重要です。

    年齢制限が厳しい

    つみたて学資は、契約者である親や被保険者である子供の年齢制限が他の保険会社と比べて厳しい傾向にあります。

    まずは、つみたて学資に加入できる年齢を確認していきましょう。

    • 契約者(親)18歳~45
    • 被保険者子供(子供)0歳~6

    一般的に学資保険に加入できる親の年齢は55~60歳、子どもの年齢は0歳~6歳である場合が多いです。つみたて学資は加入できる親の年齢が低いだけでなく、払込期間を10歳払込にした場合は、0~2歳までしか加入できません。

    返戻率を高くしたい場合は、15歳払込よりも10歳払込にする必要があります。支払った保険料よりもできるだけ多くの保険金を受け取りたい場合は、お子さまの年齢が若いうちに加入しましょう。

    選択できるプランが少ない

    つみたて学資は、選べるプランが少なく、学資保険に詳しくない方でも選びやすいメリットがありますが、選択肢が少なく希望のプランを選択できない場合があります。

    例えば、高校から私立に通わせようと考えている場合は、入学金や準備費用がかかる場合もあり、学資保険の保険金を受け取りたいと感じる場合もあるでしょう。

    しかし、つみたて学資では、高校の入学時に祝金を受け取るプランがないため備えることができません。

    学資金を受け取れるタイミングが限定されているため、ニーズが限定されてしまう点に注意する必要があります。

    保障がない

    つみたて学資は、医療特約や養育年金特約を付加できません。このため、子供が病気やケガで入院や手術を受けた場合や、親に万一のことがあった場合の養育年金を受け取ることができません。

    学資保険に保障性を求めないのであれば問題ありませんが、子供の医療保障などを付加したいと考えている場合は、他の保険で準備する必要があるため注意しましょう。

    返戻率に特化しているが1位ではない

    つみたて学資保は貯蓄性の保険ですが、他社の学資保険で返戻率が高いものがあります。

    例えばソニー生命の学資保険スクエアと返戻率を比べると、約1~3%の差があり、支払う保険料で考えると数万円の差です。

    さらに、ニッセイ学資保険(日本生命)やみらいのつばさ(フコク生命)など、つみたて学資より高いパフォーマンスを発揮する学資保険もあります。

    このため、学資保険を検討する際は、同じ特徴をもった学資保険の中からいくつかを比較して検討すると良いでしょう。

    ここまで、つみたて学資のメリットやデメリットを紹介してきました。次の章では、つみたて学資以外にどのような選択肢があるのかを、解説していきます。

    つみたて学資以外の貯蓄性保険

    つみたて学資以外にも貯蓄性の学資保険はいくつか販売されているため、より自分に合った内容のものがないか探してみると良いでしょう。

    後で「もっと他のものも見ておけば良かった・・・」と後悔する可能性を減らすことができます。

    ソニー生命学資保険「スクエア」

    保険料の払込期間や、学資金(保険金)の受け取り方などをある程度柔軟に選べるだけでなく、どのプランを選択しても高水準の返戻率である人気の学資保険です。

    学資金を受け取るタイミングは、以下の3種類です。

    • Ⅲ型大学へ進学後も毎年継続的に受け取れる
    • Ⅱ型お子さまが大学に進学したタイミングで受け取れる
    • Ⅰ型中学校や高校へ入学するタイミングでも受け取れる

    どのプランを選択しても返戻率が高く、多くの方のニーズを満たしてくれる学資保険であるといえますね。


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    日本生命「ニッセイ学資保険」

    ニッセイ学資保険は、高い返戻率に加えて、保険料の払方や保険金の受け取り方も幅広い選択肢の中から選ぶことができます。

    最大の特徴は、こども祝金の有無を選べることと、保険料の払込期間を5年にできることです。こども祝金をありにすると、大学への入学に加えて、お子様が小中学校、高校に入学したタイミングでもお祝金を受け取ることが可能です。

    日本生命は、かんぽ生命を除くと日本最大の生命保険会社であるため、安心感を得られる点もポイントでしょう。

    フコク生命「みらいのつばさ」

    みらいのつばさは、ステップ型とジャンプ型に分かれています。

    • S(ステップ)型幼稚園の入園から小中学校、高校、大学への進学などに備える
    • J(ジャンプ)型大学への進学に重点的に備える

    さらに、兄弟割引を適用することで、二人目以降のお子様の保険料が割引となり、返戻率が上昇する点もポイントです。

    JA共済「こども共済(学資応援隊)」

    JA共済のこども共済には、「学資応援隊」、「にじ」、「えがお」の3種類がありますが、もっとも貯蓄性に優れているのが学資応援隊です。

    学資応援隊は、お子様が事故などで後遺障害を負ってしまった場合の保障が手厚いため、他の貯蓄性の学資保険よりも保障性が優れています。

    しかし返戻率は、他の貯蓄性の学資保険と比べて低い傾向にあり、返戻率を活用するためには、保険料を年払いにしなければなりません。

    まとめ

    今回は、明治安田生命のつみたて学資について解説してきました。シンプルな内容と高い返戻率が魅力的ではありますが、本当にこの学資保険が自分に合っているかどうかをしっかり検討することが重要でしょう。

    少しでも多くお金を増やしたいという方は、ソニー生命の学資保険スクエアも検討していただくことで、ご自身の希望に合うプランで、高い返戻率が実現できる可能性があります。

    加入した後に後悔しないためにも、どのような学資保険が自分に合っているのかを検討した上で、色々な可能性を考えて探してみてくださいね。


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