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現役FPが住友生命の学資保険を徹底評価!良いのか?悪いのか?

住友生命の学資保険は2種類

住友生命は、学資保険「こどもすくすく保険」と、学資積立保険「たのしみキャンバス」を販売しています。

2種類ともお子様の教育資金を確保するための学資保険ですが、それぞれに特徴があります。

今回は、スミセイのこどもすくすく保険とたのしみキャンバスの特徴だけでなく、メリットやデメリットについてまとめました。

さらに、学資保険を選ぶときのコツも紹介していますので、この記事を読んでいただくことで、自分に合った学資保険を選びやすくなるので、ぜひご一読ください。

こどもすくすく保険の特徴

まず初めに、こどもすくすく保険の特徴から紹介していきます。特徴は以下の3つです。

保障型の学資保険

学資保険は、効率よく教育資金を貯めることに特化した「貯蓄型」と保障機能を充実できる「保障型」に分かれますが、こどもすくすく保険は保障型の学資保険。医療特約を付加することで、お子様が病気やケガの場合の入院や手術に備えられるからです。

学資保険には、契約者であると親に万一のことがあった場合、以後の保険料の払い込みが免除され、お子様は予定通り教育資金を受け取れる保障機能が存在します。

こどもすくすく保険は、特約を付加することで保障機能をさらに充実させることが可能です。

付加できる特約は以下の2種類。

  • こども総合医療特約:お子様が入院や手術を受けた場合の保障
  • こども入院保障充実特約:お子様が入院したときの一時金の保障

お子様の教育資金を貯められるだけでなく、入院時の保障を準備することができるため、別で医療保険に加入する手間を省くことができます。

保険金の受取方

こどもすくすく保険は、お子様が大学へ進学したタイミングだけでなく、中学校や高校へ入学したタイミングでも祝い金を受け取ることができます。

例えば、保険期間を18歳満期にした場合は、以下のように保険金や祝金を受け取ることが可能です。

お子様の年齢受け取れるお金受取金額
12歳学資祝金基準保険金額の10%
15歳学資祝金基準保険金額の10%
18歳満期保険金基準保険金額の100%

例えば、基準保険金額を100万円に設定した場合は、お子様の年齢が12歳と15歳のタイミングで学資祝金として10万円ずつ、18歳で満期保険金として100万円の合計120万円受け取ることができます。

満期年齢を22歳にした場合は、以下の通り。

お子様の年齢受け取れるお金受取金額
12歳学資祝金基準保険金金額10%
15歳学資祝金基準保険金金額10%
18歳学資祝金基準保険金金額30%
22歳満期保険金基準保険金金額100%

このようにお金が必要になるタイミングに合わせて、保険金の受け取るタイミングをある程度変えることができます。

保険料の払込方法、期間

保険料を払込む方法は、以下の3つから選択します。

  • 年1回払い:1年分の保険料を年に1回まとめて払込む方法
  • 年2回払い:1年分の保険料を年に2回に分けて払込む方法
  • 月払い:1年分の保険料を毎月に分けて払込む方法

また、保険料の払い込み期間は、満期の年齢によって以下のように変わります。

  • 18歳満期:12歳、15歳から選択
  • 22歳満期:12歳、15歳、18歳から選択

18歳満期に設定した場合は、最高で15歳までの払い込みとなるため、お子様が中学校を卒業するまでに保険料を払い切ってしまうことができます。

こどもすくすく保険のメリット

こどもすくすく保険のメリットは以下の2点です。

保障型でありながら高い返戻率

こどもすくすく保険は、保障型の保険でありながら高い返戻率を実現しています。

返戻率とは、支払った保険料に対して受け取る満期金の合計額の割合を表したもの。この数値が大きいほど、支払った保険料よりも多くの保険金を受け取れたことを意味します。

保障型の学資保険は、特約を付加しなくても100%を割ってしまい元本割れが発生するものが多いのですが、こどもすくすく保険で特約を付加しなかった場合の返戻率は100%超。

例えば、契約者(親)の年齢が30歳、被保険者(子供)の年齢が0歳、基準保険金額を100万円にすると、返戻率は約101.7%となります。

ただし、特約を付加すると返戻率が100%を割ってしまうため注意しましょう。

様々なタイミングで教育資金を準備できる

こどもすくすく保険は、大学入学だけでなく、中学校や高校の入学に備えてお祝金を受け取れるため、入学準備にかかる諸費用に充てることが可能です。

大学への進学時が、1番お金のかかるタイミングですが、高校へ進学するときも受験料や入学金、中学への進学時も制服の費用など、さまざまなコストが発生します。

こどもすくすく保険は、進学時に発生するコストにしっかり備えることができるため、安心ですね。

こどもすくすく保険のデメリット

一方で、こどもすくすく保険には以下の2つのデメリットがあります。

17歳満期がない

こどもすくすく保険は、17歳満期を選ぶことができないため、お子様が早生まれの場合やAO入試・推薦入試に対応していません。

特に早生まれのお子様は、保険金・祝金を受け取るタイミングが、進学した後になる可能性があります。保険金や祝金を受け取れるのがお子様の誕生日ではなく、誕生日が過ぎた後の契約日になるためです。まとまったお金が必要なタイミングで教育資金を受け取ることができない可能性があるため注意しましょう。

プランの柔軟性が低い

こどもすくすく保険は、保険金・祝金を受け取るタイミングが固定されているため、プランの柔軟性が高いとはいえません。

例えば、保険金を大学への入学時にまとめて受け取るという選択ができず、中学校のお祝金だけなくすという選択もできません。

ただし、大学入学してから毎年保険金を受け取りたい場合はこどもすくすく保険ではなく、たのしみキャンバスを選択すると良いでしょう。

たのしみキャンバスの特徴

次に楽しみキャンバスの内容について解説していきます。

学資保険ではなく個人年金保険

たのしみキャンパスは、正確には学資保険ではなく、個人年金保険です。

個人年金保険とは、毎月保険料を支払って積み立てていき、特定の年齢になったら毎年一定額の年金を受け取れる保険。資金を積み立てるという点では学資保険と似ていますが、個人年金保険は本来、老後の資金を貯めるために加入する保険です。

個人年金保険ですので、学資保険最大の特徴である「親が万一の場合に保険料の払込が免除される機能」が存在しません。

その代わり返戻率は高く、こどもすくすく保険よりも効率的に教育資金を積み立てることができます。

保険金の受取方

たのしみキャンパスは、お子様の年齢が12歳〜18歳のいずれかの年齢から合計5年間にわたって年金を受け取ることができます。

表にすると以下の通りです。

お子様の年齢受取金額
18歳基本年金額の倍
19歳基本年金額
20歳基本年金額
21歳基本年金額
22歳基本年金額

例えば、基本年金額を50万円に設定した場合、18歳で100万円、19歳〜22歳まで毎年50万円ずつ、合計で300万円の受け取りとなります。

年金受け取りだけでなく、お子様が18歳になると一時金で受け取ることも可能です。

保険料の払込方法、期間

保険料の払込方法は、こどもすくすく保険と同様に以下の3種類から選択できます。

  • 年1回払い:1年分の保険料を年に1回まとめて払込む方法
  • 年2回払い:1年分の保険料を年に2回に分けて払込む方法
  • 月払い:1年分の保険料を毎月に分けて払込む方法

そして、保険料を払込む期間は以下の2種類から選択します。

  • 全期払い:年金を受け取れる年齢まで保険料を払込む
  • 短期払い:年金を受け取る前に保険料の払込を終え、一定期間据え置く

短期払いの方が、毎月の保険料負担が高い傾向にありますが、返戻率が上昇するため、より効率的に資金を貯めることができます。

たのしみランクで返戻率アップ

たのしみランクとは、支払う保険料が一定の基準を超えていた場合に、保険料が割引される仕組みです。

保険料が割引されるということは、支払う保険料の合計が相対的に少なくなることを意味するため、返戻率が上昇します。

毎月の予算が許すのであれば、割引が適用される額に設定すると良いでしょう。

たのしみキャンバスのメリット

たのしみキャンバスのメリットは以下の2点です。

高い返戻率

たのしみキャンバスは、こどもすくすく保険よりも返戻率が高いため、より効率的に教育資金を準備することが可能です。

さらに、たのしみキャンパスにはたのしみランクが存在するため、たのしみキャンパスを使って準備したい教育資金の金額が大きいほど、返戻率が上昇します。例えばお子様が0歳のタイミングで加入し、基準年金額を50万円に設定すると返戻率は約103.4%です。

少しでも、効率よくためたい方はたのしみキャンバスを検討してみるとよいでしょう。

学資保険の返戻率を詳しく解説!返戻率ランキングも

大学の進学資金に重点的に備えることができる

たのしみキャンバスは、大学への進学に必要な資金を準備することができます。

年金で受け取る場合も、初年度は多めの金額を受け取れるため、入学金や入試代などに充てられるため便利ですね。

さらに、積み立てたお金をまとめて一括で受け取ることも可能です。ただし、受け取れるお金の総額が減り、返戻率が低下してしまうため注意しましょう。

たのしみキャンバスのデメリット

一見すると、たのしみキャンバスの方がこどもすくすく保険よりも優れているように感じますが、たのしみキャンバスには最大のデメリットがあるため注意が必要です。

保険料払込免除機能がない

たのしみキャンバスの最大のデメリットとは、保険料払込免除機能がないため、保障機能が著しく劣っている点です。

学資保険は、どれだけ貯蓄性能を高めて保障機能を薄くしても、保険料払込免除の仕組みは最低限残されている場合がほとんど。親に万一のことがあっても教育資金を子供に残してあげられるため、高い確率で教育資金を確保できることが学資保険の魅力だからです。

しかし、たのしみキャンバスはあくまで個人年金保険。本来であれば老後の資金を貯める保険を、教育資金を貯めるために調整しているにすぎません。

このため、返戻率が高いからといってたのしみキャンバスを安易に選ばないようにしましょう。

学資保険を選ぶコツ

学資保険を選ぶコツは、自分に合ったプランを探して、その中で返戻率ができるだけ高いものを選ぶことです。

返戻率は確かに重要な指標ですが、お金が必要なタイミング受け取れなかったり、保障機能が著しく劣っていたりすると、学資保険に加入する意味があまりありません。

また、学資保険に加入する際は保障機能に特にこだわりがない限り、貯蓄型の学資保険がおすすめ。学資保険に加入する本来の目的は、教育資金を効率的に確保することだからです。

ただし、貯蓄型を選ぶ場合でも、契約者である親に万一のことがあった場合に保険料の払込が免除される保障は必要です。

学資保険を選ぶ際は、以上の点に注意して選ぶ必要があります。このため、こどもすくすく保険の方が、保障機能が付いているためおすすめといえます。

住友生命以外の学資保険も検討しよう

住友生命で販売されている保険で教育資金を貯めるには、こどもすくすく保険の方がおすすめですが、住友生命以外で販売されている学資保険も比較してみましょう。加入してから「こんな学資保険もあったのか、もっと見ておけばよかった・・・」と後悔しないためです。

例えば、ソニー生命の学資保険スクエアであれば、保険料を払込む期間や保険金(学資金)の受け取りかたなどある程度、柔軟に選ぶことが可能です。

特筆すべきはその返戻率の高さ。どのプランを選んでも高い返戻率を実現しているため、あらゆる方のニーズを満たす学資保険といえるでしょう。

ソニー生命の学資保険スクエアは、学資金受け取り方によって以下の3つに分けることができます。

  • Ⅲ型:大学へ進学後も毎年継続的に受け取れる
  • Ⅱ型:お子さまが大学に進学したタイミングで受け取れる
  • Ⅰ型:中学校や高校へ入学するタイミングでも受け取れる

このように、教育資金が必要なタイミングに合わせて受け取りを設定できるため、とても便利ですね。

特にⅢ型を選択した場合、条件次第では返戻率が107%前後になり、数ある学資保険の中でも屈指の返戻率となります。

まとめ

今回は、住友生命のこどもすくすく保険とたのしみキャンパスについて解説しました。それぞれに一長一短がありますが、自分が学資保険に何を求めるかを考えて上で選ぶと良いでしょう。

お子様の保障を確保しつつ教育資金を貯めていきたい場合はこどもすくすく保険、少しでも効率的に教育資金を貯めたい場合はたのしみキャンパスを選ぶと良いでしょう。ただし、たのしみキャンパスは個人年金保険ですので、保険料払込免除機能がない点を忘れてはいけません。

純粋に教育資金を貯めたい場合は、住友生命に限らず、ソニー生命の学資保険などより返戻率を高くできる学資保険も検討してみるとよいでしょう。

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