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検証!郵便局で入れる学資保険はお得なのか?

郵便局の学資保険とは

郵便局(かんぽ生命)では「はじめのかんぽ」という学資保険に加入できます。

かんぽ生命は、日本郵政公社が民営・分社化したことにより誕生した日本郵政グループの生命保険会社です。

郵便局といえば、郵便貯金(ゆうちょ)でとても多くの方に利用されている金融サービスでもあります。

このため、かんぽ生命は数多くの方が加入しており、最も信頼性のある生命保険会社となっています。

かんぽ生命が販売している学資保険「はじめのかんぽ」には、コースがいくつか設定されていますが、他の会社が販売している学資保険とは違った特徴があります。

今回の記事では、はじめのかんぽについて解説していますので、ぜひご一読ください。

学資保険「はじめのかんぽ」の特徴

はじめのかんぽには以下のような特徴があります。

3つのコースから選べる学資保険

「はじめのかんぽ」には3つのコースが用意されており、ご自身やお子さまのライフプランに合ったコースを選択できます。

かんぽ生命3つの学資金準備コース
「大学入学時」の学資金準備コース(0歳〜12歳のお子様へ)
「小・中・高+大学入学時」の学資金準備コース(0歳〜3歳のお子様へ)
「大学入学時+在学中」の学資金準備コース(0歳〜12歳のお子様へ)

それぞれについて解説していきます。

「大学入学時」の学資金準備コース

お子さまが17歳・18歳の年齢で大学の入学時に学資金が必要になるタイミングで保険金を受け取るコースです。

大学の入学時にまとまったお金を受け取ることで、以下のような用途に利用できます。

  • 大学受験での受験料
  • 合格した大学への入学金
  • 遠方の大学を受験するための交通費、宿泊費用

私立や遠方の大学に進学する可能性に備えて、学資金を受け取りたい方におすすめできるコースといえますね。

「小・中・高+大学入学時」の学資金準備コース

大学の進学時だけでなく、小学校や中学校、高校の入学時にも学資金を受け取れるコースです。
小・中・高校への進学は、大学ほどではありませんがまとまったお金が必要な場合もあります。

  • 学業用品(制服・体操服・筆記用具・教科書など)の購入費用
  • 受験料
  • 部活動に必要な用具や用品

以上のような費用が発生する場合があるからです。

それぞれの入学のタイミングで、まとまったお金を受け取ることで、進学時の金銭的な心配を減らすことができます。

お金の管理が苦手な人にとっては、必要なタイミングで学資金を受け取れる仕組みはとても有効ですね。

「大学入学時+在学中」の学資金準備コース

大学の入学時だけでなく、在学中も毎年合計4回の学資金を受け取れるコースです。

大学への入学費用だけでなく、学生生活で発生する様々な費用に充てることができます。

  • 毎年の授業料や教材費
  • 部活やサークルの活動費
  • 1人暮らしを行う際のアパートやマンションの家賃、水道光熱費

これら様々な費用を賄えるため、大学に進学した後も安心して学生生活を送ることができますね。

かんぽ生命には以上のようなコースがあり、それぞれ特徴や用途も異なるため、今後どのようなタイミングでお金を受け取りたいのかをしっかり考えて選ぶ必要があります。

子供の教育費の相場と、学資保険を検討すべき理由

保険料の払込期間のタイプ

はじめのかんぽは、保険料を払い込む期間を以下の2つから選択できます。

  • 17〜18歳までに払い込むタイプ
  • 12まで払い込むタイプ

前者は保険料を払い込む期間が長くなるので、毎月の保険料負担を少なくできます。

後者は、毎月の保険料負担は上がってしまいますが、払い込む保険料の総額が少なるという特徴があります。

また保険料を払い込む経路は、以下の3つから選択可能です。

  • 口座払込み:指定の口座から毎月保険料が引き落とされる
  • 窓口払い込み:郵便局やかんぽ生命の支店の窓口で払い込む
    ※(払込票を利用すると、金融機関での払い込みもできる)
  • 団体払い込み:契約者(親)が所属する団体、勤務先を通じて払い込む
    ※(一定の条件がある)

多くの方が口座払込みを利用して、毎月一定の保険料を決まった日に支払っています。

他の生命保険会社のようにクレジットカード払いに対応していない点に気を付けましょう。

毎月の保険料の予算でどちらを選ぶか変わるため、慎重に検討する必要があります。

その他の学資保険と比較

この章では、はじめのかんぽが他の学資保険と比べてどうなのかを調べて解説しています。

返戻率の比較

はじめのかんぽと他の学資保険を、返戻率で比較しました。

返戻率とは、支払った保険料の総額に対して、どれだけの保険金を受け取れたのかを表す指標です。

返戻率が100%を超えると、支払う保険料よりも、受け取れる保険金の方が多いことを示しています。

保険会社毎の学資保険の返戻率は以下のとおりです。

保険会社名商品名返戻率険タイプ
ソニー生命学資保険スクエア108.0%貯蓄性
明治安田生命つみたて学資104.8貯蓄性
フコク生命みらいのつばさ105.5貯蓄性
住友生命こどもすくすく保険101.7保障性/貯蓄性
第一生命こども保険100.8保障性
かんぽ生命はじめのかんぽ97.4%保障性

上記の表を見るとかんぽ生命の返戻率は100%を下回っているため、元本割れが発生しています。

支払った保険料の合計よりも、少ない満期金しか受け取れないため、あまり貯蓄に向いているとは言えません。

返戻率の計算方法

返戻率とは、支払った保険料の合計に対して受け取れる満期保険金の額を表したもので、以下の計算式で表すことができます。

例えば、以下のケースにおいての返戻率を計算してみましょう。

保険金受取総額200万円 保険料支払総額190万円

200万円÷190万円105.2%

返戻率が低いと支払った保険料に対して受け取れる保険金の額が少なくなります。

返戻率が高いほど、支払う保険料の合計額が少なくて済むため、効率良く貯蓄ができたことを意味します。

学資保険によって返戻率は全く異なるため、加入を検討する際は学資保険の試算をして返戻率を比較することが大事です。

学資保険の「貯蓄型」と「保障型」

学資保険には「貯蓄型」「保障型」の2つがあります。それぞれの特徴については以下の通りです。

学資保険に加入する際は、何を目的に加入するかによって、選ぶ種類も変わってきます。

貯蓄型

学資保険の中でもお金を貯めることに特化したタイプです。保険金やお祝い金の合計額が支払った保険料の合計よりも多くなります。

貯蓄型の学資保険は、銀行に貯金するよりも利率が良いため、純粋に貯蓄の手段としても優れています。

保障性が全くないわけでなく、保険料の払い込み期間中に契約者(親)が亡くなった場合は、以後の保険料が免除されて保険金を予定通り受け取ることが可能。

最低限の保障機能は付帯されているため、親が万一の場合でも保険金が確保され安心できますね。

少しでも多くの保険金を受け取りたい方や効率的にお金を貯めていきたい方は、貯蓄型の学資保険にすると良いでしょう。

保障型

お金を貯めることに加えて、お子さまや親の保障も重視している学資保険です。

お子さまが入院や手術を受けた場合に、給付金を受け取れるだけでなく、親が万一の場合に満期金だけでなくお子さまの養育費を受け取れるように設定できます。

ただし、保険料のうち一部が保障に充てられるため、返戻率は低下してしまい100%を切ることも珍しくありません。

貯蓄だけでなく、子供や親がアクシデントに遭った場合の保障を準備したい場合に、加入を検討すると良いでしょう。

郵便局の学資保険は保障型

はじめのかんぽは、特約を付加して保障を充実できますが、返戻率が低いため保障型の学資保険です。

先ほどの返戻率の比較表を見ると、はじめのかんぽは返戻率が低いため、貯蓄性も低いことが分かりますよね。

そしてはじめのかんぽは、お子さまが入院した場合などの保障を用意でき、貯蓄をしながら保障も重視しています。

貯蓄という観点ではお得な学資保険とは言い難いですが、保障を重視したい方には向いているといえるでしょう。

充実した特約

はじめのかんぽには、以下のような特約を付加できるので、幅広い保障を準備できます。

無配当総合医療特約(その日から)

病気やケガに対する入院や手術、放射線治療を受けた場合に保険金や給付金を受け取ることができます。

入院は1日目から保障されるため、短期間の入院であっても給付金を受け取ることが可能です。

また、この特約には「Ⅰ型」と「Ⅱ型」があり、Ⅰ型を選択すると、入院初期保険金を受け取れます。

入院初期給付金で受け取れる保険金は、入院1回につき入院保険金日額の5日分です。

病気やケガなどで幅広い給付を受けることができますが、通院時は給付金を受け取れない点に気をつけましょう。

無配当傷害医療特約

不慮の事故で負ったケガに対する入院や手術、放射線治療を受けた場合に保険金や給付金を受け取れます。

「その日から」とは異なり、不慮の事故で負ったケガのみが保障の対象です。そして通院をした場合は給付の対象外となるため注意しましょう。

この特約にも「Ⅰ型」と「Ⅱ型」があり、Ⅰ型を付帯した場合のみ、入院初期保険金を受け取れます。

無配当災害特約

不慮の事故でのケガによる死亡や身体障がいに対する保障です。

死亡した場合は死亡保険金が、身体障がい状態になった場合は傷害保険金を受け取ることができます。

また、傷害保険金は身体障がいの状態に応じて、支払われる保険金の割合が変わるのが特徴です。

他の特約とは違い、入院や手術をしただけでは給付を受け取れないため注意しましょう。

このように、はじめのかんぽの保障性は充実していますが、貯蓄性は極めて低いので、お金を貯めるという点ではあまり向いていません。

お得な学資保険は貯蓄型

学資保険はできるだけ「貯蓄型」に加入するのがおすすめです。

学資保険に加入する最大の目的は、教育資金を貯めることで保障ではないからです。

もちろん学資保険加入する理由は人それぞれですので、自分にあった商品やプランを選ぶことが大切。

しかし、いくら保障が大切でも、本来の目的である教育資金の貯蓄を疎かにしてはいけません。

このため保障に対するこだわりが特にない場合は、貯蓄型にしましょう。

学資保険は、貯める金額の目標のために長い時間をかけて保険料を払っていきます。それにも関わらず元本割れすると、せっかく教育資金を積み立てた意味がありません。

保障の設定をシンプルにするため、付加する特約の数はできるだけ少なくし、返戻率を高めて多くの保険金を受け取れるように心がけることが大事ですね。

貯蓄型を選ぶならソニー生命

保障型の学資保険に加入したいという強いこだわりがないのであれば、ソニー生命の学資保険「スクエア」がおすすめです。

スクエアは貯蓄性の学資保険ですが、他の学資保険と比較しても高い返戻率を実現しています。

医療特約などの保障はありませんが、契約者(親)が亡くなった場合に以後の保険料の

支払いが免除され、満期金を予定通り受け取れ仕組みあります。最低限の保障は付帯されているので、安心ですね。

また、保険金の受け取り方も、大学入学時の一括受け取りや、在学中の分割受け取りまで、柔軟に選べます。

今後のライフプランに合わせてコースを選べるため、とても便利ですね。

インターネットからの試算も簡単に行えるだけでなく、ソニー生命によるライフプランの相談予約もできます。

どの学資保険に加入すれば良いかよくわからないという方は、ぜひ一度検討されてみてはいかがでしょうか。

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学資保険はバランスが重要

はじめのかんぽは、郵便局(かんぽ生命)が販売している学資保険ということもあり、信頼性は抜群です。

しかし、他社の学資保険と比較してみると、返戻率があまり高くないため、貯蓄の手段としてはあまり向いていないことが分かりました。

ただし学資保険を選ぶとき、返戻率だけを気にして選ぶとよくありません。

自分がどんな目的で学資保険に加入するのかを考えたうえで、保障とのバランスをみなが検討していく必要があります。

保険金の受け取り方や、保険料を払い込む期間など、自分に合ったプランを絞った中で返戻率の高いものを選ぶと良いでしょう。

返戻率だけを見て決めてしまうと、必要なタイミングでお金を受け取れなかったり、毎月の保険料の負担が高額になったりしてしまうため、慎重に検討しましょう。

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